○濱田説明員 薪炭証券は、たしか五十四億入りまして、三十七億でしたか、返しました。
尚この会計の昨年十二月当時におきましては、年度内におきまして一切の薪炭証券及び大部分の債務の償還が可能であるごとく予想されたのでありますが、その後諸般の情勢から清算事務が進捗せず、現在の見通しといたしましては、年度末におきまして尚若干の收入未済債権、年度内償還不能の薪炭証券その他の支拂未済債務が残ることが予想されるのであります。
それから三月末の推定、バランス・シートで申しますと、この二月から收入を上げまして、三月末の推定におきまして、大きな問題につきましては、借方の方にあります收入未済十五億という問題と、それから借方の方にあります支拂未済、これは薪炭証券九億というものが、後から御説明申上げまするが、残念ながら返りきれないという状況が相成つたわけであります。
一方支拂未済が六億八千九百余円、当然拂わなければならん政府の債務として、薪炭証券九億円というものがある。若し今後においてこの処理状況を誤りますならば、本国会の当初において繰入れました五十四億七千万円の上に更に多額の繰入れをしなければならん。
すなわちこの会計は、昨年十二月当時におきましては、年度内に一切の薪炭課税及び大部分の債務の償還ができる予想でありましたが、諸般の情勢から精算事務が進捗しなかつたため、年度末においてなお若干の收入未済債権、年度内償還不能の薪炭証券その他の支拂い未済債務が残る予想でありますので、この会計の借換証券の償還財源に充てるための証券を発行することができることとし、この会計に属する資産及び負債の一切を一般会計に引継
尚、この会計の昨年十二月当時においては、年度内において一切の薪炭証券及び大部分の債務の償還が可能であるごとく予想され、又これを可能ならしめるべく鋭意努力をいたして参りましたが、諸般の情勢から清算事務が思うように進捗せず、現在の見通しといたしましては、遺憾ながら年度末において、尚若干の收入未済債権、年度内償還不能の薪炭証券その他の支拂未済債務が残ることが予想されるのであります。
○田中(織)委員 この年度末になつて特別会計を廃止するにあたつて、九億ではありますけれども、薪炭証券の借りかえをやろうということを政府は出して来ておるのであります。われわれは年末に、また第六臨時国会に政府が五十四億七千万円の繰入れを行つたときにも、今日のごとく清算事務が——これは清算が進むならば、やはり借りかえでやつたらどうか。
しかしこの経理が、今申しました整理の過程にありますので、この会計年度末にお返しすることができないので、とりあえず九億円だけは薪炭証券を発行してもらいまして、そうして十五億一千五百万円を整理いたしますと——建物、工作物、これらはむろん整理してしまうのでありますが、そうしますと先般借りましたうち、四億五千六百万円返すということになるわけであります。
○宮腰委員 それからまだ償還未済の薪炭証券があるのですが、この金額がどれくらいありますか。それからその他未済の債務というのはどういうような債務ですか。
○小山委員 まずお尋ねいたしますが、薪炭需給特別会計につきましては、去る十二月の国会におきまして、五十四億七千万円の薪炭証券の発行を認める法律案を、本委員会において審議通過したのでありますが、このいただきました表によりますと、收入未済の債権が、二月末現在におきまして十八億五千二百万円ありまして、薪炭証券が九億残つておるということになつております。
○濱田説明員 薪炭証券の償還未済は、これもお手元にあります一番最初の表にありまして、九億というものがまだ償還しておりません。それからその他薪炭証券外に、つまり集荷業者なりあるいは日通なり海運業者なりに対する未支拂いというものが、二月末で六億八千九百万円、合計約十五億八千万円というものが未拂いという状況になつております。
なお、この会計の昨年十二月当時においては、年度内において一切の薪炭証券と大部分の債務の償還が可能であるごとく予想され、またこれを可能ならしめるべく鋭意努力をいたして参りましたが、諸般の情勢から清算事務が意のごとく進捗せず、現在の見通しといたしましては、遺憾ながら年度末においてなお若干の収入未済債権、年度内償還不能の薪炭証券その他の支払未済債務が残ることが予想されるのであります。
又そういう法案も出すべきでないという考えを持つていたのでありますが、薪炭証券の期限が来ておるものもあり、これを支拂わないというのは政府の信用を失墜するという問題が起つて来ておりますので、生産者に対して支拂をしなければ、生産者は非常に窮境に陷るというその事実から止むなく認めるようにしたのでありまするが、その当時その赤字の問題に対しては新聞でも非常にやかましく報道されたのでありますが、單なる赤字でなしに
だからほんとうを言いますれば、片方において薪炭証券を買つて生産者に拂いますが、片方は卸から入つて来る收入でそれが縮まつたり大きくなつたりするという、予算にしても計画にしても、そういう計画でありますが、事態はそういう華態でなくなつた。
その当時は満度の五十五億まで薪炭証券を発行してもらいました。しかも一方中金のオーバー・ドラフトと申しましようか、政府の中金に預けてある交付金を二十億も越えたというような状況で、合わせるとすなわち八十億近くになる。それはいわゆる法律の限度を越えて借り入れた、かような解釈を下されたわけであります。
○三浦証人 資金の操作は、薪炭需給調節特別会計法で、その薪炭証券及びこの会計が借入れられる限度の額がございます。現在は五十五億になつております。
一方債務関係を申しますと、同じく一月末の債務の状況でございますが、大口は日銀に発行してもらつておる薪炭証券、あれが九億ございます。それから集荷業者の方に、あの十二月の本国会の初めに法律の御通過をいただきまして、年内にあのとき確定しておつた要支拂い者、生産者方面には全部拂いました。
いま一つ伺いたいのは、五十四億七千万円の一般会計から繰入れによりまして、薪炭生産者及びその集荷業者といいますか、そういうものに支拂われましたところの金額はなんぼに当るか、それから一方薪炭証券の支拂いに充てたのはなんぼになるのか、この際明らかに願いたい。——わかりませんでしたならあとで資料で出していただきたい。
○佐藤説明員 ただいまの法で定められた薪炭証券買入金一時借入金の限度があります。その限度が五十五億となつておるのでありますが、その五十五億を超過して債務を負担した、その債務に対する利子が先ほど申されましたように五千数百万円であります。
そこで、そのぼろを隠すために薪炭証券というものを発行して、それをあれこれやり繰りして来たけれども、こういう如何わしい赤字が出てしまつた。
しかし、いかにも薪炭証券のしりぬぐいはしなくてもいい、こういうふうに承るのであります。これは田中君としては、なかなか苦しいところでありまして、社会党が政権をとつた時代の責任を問われ、痛い傷に触れられては困るから、單に生産者のことのみを言うておられまするが、薪炭証券なるものは、やはり薪炭特別会計創始以来の制度であつて、この責任は、やはり社会党といえどものがれられないのであります。
また、さらに御意見を伺つておりますと、その未拂い分だけについて一般会計から繰入れて、薪炭証券の償還については繰入れるに及ばない、かような御意見があつたのでありますが、薪炭証券も、ただで借りておるわけではありません。やはり日銀から利子を拂つて借りておるわけでありまして、結局借りるならば、その利子も一般会計より拂うほかにはないのであります。
しかしながら政府は、薪炭特別会計への五十四億七千万円の一般会計からの繰入れに関しまする補正予算の編成にあたりましても、生産者に対する未拂金の早急支拂いということを忘れて、日本銀行の主として持つておりまするところの薪炭証券五十四億七千万円の償還の目的にのみ一般会計からの繰入れを計画いたしておつたということは、今までの国会の審議において明確になつておるところであります。
○井上(良)委員 今の質問の答弁が明確でございませんが、政府は最初この五十四億七千万円は、薪炭証券の支払いが年度内に支払い期日が来ておるから、その支払いに充てるのだ、こういう答弁をずつとして来ているのです。
そうしましたところが、政府委員であります坂本政務次官は、二十四年度補正予算に五十四億七千万円を計上いたしますのは、日銀の発行いたしました薪炭証券の額でありまして、日銀の資金繰りを考慮いたしたものでございます。さらにまた三浦林野庁長官はこれと同様の説明をいたしてこの金額は薪炭証券の支払いに充てるのだということを明らかにされておるのであります。
○井上(良)委員 それで大体その点はわかりましたが、そういたしますと、ここで問題になつて来ますのは薪炭証券の支払いの問題でありますが、薪炭証券のさしあたつて支払わなければならぬものは現在何ぼありますか。
○木村禧八郎君 二点お尋ねしたいのですが、生産者に支拂う支拂時期と方法でありますが、これが林野庁から頂いた資料によりますと、生産者関係のものを先ず支拂つて、残額を以て薪炭証券の一部を償還する。こうなつておりますが、薪炭証券の、十二月二十日期限の証券返還が先ずあるわけですね、そうしますと、その償還の前に生産者に支拂う、こういう意味でございますか。十二月の二十日以前に生産者に支拂う。
○波多野鼎君 薪炭証券のことが出たからそれに関連して聞くが、農林省林野庁の使途の計画を見ていると、薪炭証券の借換えということを計算に入れているのですね、これは特別会計が閉鎖したあとでこういうことができるのですか。
○政府委員(河野一之君) 薪炭証券の発行限度は現在五十五億でございまして、この会計は薪炭の買入れにつきまして、薪炭証券の薪炭の見返りとしまして薪炭証券の発行をしているわけでありますが、発行限度は五十五億で、繰入れができませんので年度内に拂わなければなりませんが、すでに五十五億のところ五十四億七千万円借るておるわけであります。これ以上はできないということになつておるわけであります。
○木村禧八郎君 先程政府委員のお話聞きますと生産者に対して支拂つた後において薪炭証券の償還の予定が債権の回收によつてできない場合には、それを減らすとそういうことを言つたのであります。
○木村禧八郎君 そうしますととにかく生産者にはこれで拂う、後で債権の回收それから売拂代金、これによつて薪炭証券を債権するこういうことになりますね、手続は。何よりも先に生産者に拂うとなれば、その場合債権回收がうまく行かなかつたりなんかすれば、薪炭証券の債還の予定はおのずから狂つて来るわけですね。
本予算の五十四億七千万円の使途は、大蔵当局の説明をも聽取した結果、政府の方針が薪炭証券の償還のみに充てるものではなく、優先して集荷業者並びに生産者の債務の支拂に充当するものであることを確認いたしました。 小委員会の所見は以上の通りでありますが、これらを勘案の上、五十四億七千万円を一般会計より薪炭特別会計に繰入れることの決定は、予算委員総会に譲ることにいたした次第であります。